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文法を身につける効果的な方法とは

今回は文法を身につける効果的な方法について書きます。

文法の学習で大切なことは、わからないレベルまで戻って、もう一度学習するということです。

つまり、中学1年レベルの文法事項が分からなければ、そこまで戻って学習し直すということです。

一度、中学レベルの問題集をやって見てください。

そこで、間違った問題の文法事項、解答に自信のない問題の文法事項はやり直す必要があります。

たとえば、現在完了形が分からなければ、その文法事項を学習し直すのです。

中学レベルの文法事項はどれも重要ですから、どれも漏らさず理解しておくことが重要です。

繰り返しますが、重要なのは、理解していないところまで戻って、学習しなおすことです。

中学文法は、英語力の土台にあたる部分ですので、それをおろそかにすると、どうしても、そのうえに積み重なる、高校で扱う文法事項の理解、長文読解、ライティングなどがぐらぐらした、不安定なものになってしまいます。

中学英文法の復習におすすめの問題集は、

「くもんの中学英文法」(くもん出版

です。

また、高校2年生頃であれば、

中島和夫「高校初級英文法」(文英堂)

も、高校初級の英文法の復習におすすめです。

上記のような、参考書・問題集で、理解が不十分なところをあぶりだし、そこを徹底的に復習してください。

もし、高校生であれば、やり直しの際に、どうしても理解できないところは、教科の担当の先生に質問するのもよいでしょう。

 

そして、英語が苦手な人に共通する弱点は、構文が頭に入っていないということです。

文法の学習と並行して、構文を覚えていくことが大切です。

基本的な構文がのっている構文集の例文を日本語から英語にできるようにすることです。

おすすめの構文集は、

大場智彦他「セレクト70英語構文」(文英堂)

です。

この本に掲載されている構文はどれも基本的なものばかりです。

このような例文を頭に入れることが、ライティング力へとつながっていきます。

 

以上、「文法を身につける効果的な方法とは」という話題でした。