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効果的な英単語の覚え方とは2

 

前回に続き、単語の効果的な覚え方について説明いたします。

接頭辞と接尾辞という言葉をご存じでしょうか?

英単語を覚えるときには、この接頭辞や接尾辞を意識しながら覚えるととても効率的に覚えることができます。

接頭辞は単語(正確には語根)の前について、新たな意味や機能を付け加えるものです。

たとえば、lucky(幸運な)に接頭辞un(~でない)がついてunlucky(不運な)ができます。

このほかにもいくつか例を挙げてみると、

im(~でない)+possible(可能な)=impossible(不可能な)

en(中へ)+danger(危険)=endanger(~を危険にさらす)

re(再び)+form(形作る)=reform(~を改正する)

 

定番の接頭辞を覚えることにより、どんな意味か推測することができるようになります。

一方、接尾辞は単語(正確には語根)のあとにつき、品詞を決める手がかりとなります。

例外もありますが、定番の接尾辞を覚えることにより、英文中で、その単語がどのような役割を果たしているのか、つまり品詞が推測できるようになります。

たとえば、harm(害)に接尾辞ful(~に満ちた)がついて、harmful(有害な)という意味の形容詞になります。

このほかにもいくつか例を挙げてみると、

worth(価値)+less(~のない)=worthless(価値のない)【形容詞】

bear(耐える)+able(~できる)=bearable(耐えられる)【形容詞】

aware(気づいている)+ness(~であること)=awareness(自覚)【名詞】

 

このように、よく使われる接頭辞、接尾辞を覚えておくことで、知らない単語の意味や品詞を推測することができます。

また、接頭辞、接尾辞から推測するものとは違う意味や品詞を表すものは、例外として、しっかりと覚えていくことができます。

 

最後に、これまでに書いたような、接頭辞、接尾辞を中心にまとめられた単語集を1冊紹介して、終わりにします。

 

内田浩樹「英単語メモリー」(Jリサーチ)

 

以上、「単語の効果的な覚え方とは2」についての話題でした。